葬儀費用・葬儀社選び

病院で亡くなったらどうする?朝方に葬儀社を急いで探した実体験

祖父が病院で亡くなったのは、まだ朝早い時間でした。

家族みんな、亡くなったこと自体を受け止めるだけで精一杯だったのですが、その直後に病院から「葬儀社を決めて、迎えに来てもらってください」という話がありました。

正直、私はそこで初めて「亡くなったら、すぐに葬儀社を探さないといけないんだ」と知りました。

葬儀社なんて事前に決めていません。家族みんなでスマートフォンを使って検索して、料金や場所を見ながら、とにかくその場で探しました。

でも、実際に検索してみると分かるのは「15万円〜」といった金額ばかり。当時の私たちには、その金額でどこまでできるのか、最終的にいくら必要になるのかまでは分かりませんでした。

この記事では、祖父が病院で亡くなった朝に私たち家族が実際に経験したことをもとに、病院で家族が亡くなったら何をすればいいのか、葬儀社を探すときに何を確認した方がいいのかをまとめます。

病院で亡くなったら最初に何をする?

朝方に祖父が亡くなり、その場で葬儀社を探すことになった

祖父が亡くなった直後のことは、今でもよく覚えています。

時間は朝方でした。病院に家族が集まり、祖父が亡くなったことを受け止めている中で、病院側から葬儀社について確認されました。

私たちは、その時点で葬儀社を決めていませんでした。

亡くなった後は、しばらく病院にいて、その後ゆっくり葬儀社を考えるものだと思っていたんです。ところが実際は違いました。

病院からご遺体を搬送するために、葬儀社へ連絡する必要がありました。

「どこの葬儀社にする?」

家族でそんな話をしながら、みんなでスマートフォンを開いて検索しました。

でも、突然のことなので冷静に比較できる状態ではありません。口コミをじっくり読む余裕もありませんし、葬儀の料金相場について詳しい人も家族の中にはいませんでした。

検索結果に出てくる葬儀社のホームページを見て、「ここなら近い」「ここは名前を知っている」「料金はこれくらいらしい」と、その場で判断していきました。

今振り返ると、葬儀社選びというよりも「とにかく病院から祖父を搬送してもらわないと」という気持ちの方が強かったです。

家族が亡くなった直後に、落ち着いて何社も比較するのは簡単ではありません。

だからこそ、いま同じ状況にいる方には、少なくとも「搬送先」「安置先」「最終的な費用」の3つだけは最初に確認してほしいと思っています。

病院で亡くなった直後は、まず搬送先を決める

病院で亡くなった場合、最初に必要になるのは葬儀の細かな内容を決めることではありません。

まず考えなければならないのが、病院からどこへ搬送するのかです。

自宅へ戻るのか、葬儀社の安置施設へ移動するのか。それによっても、その後の動きが変わります。

私たち家族も当時は、「葬儀社を決める」ということと「搬送をお願いする」ということをほぼ同じことだと思っていました。

でも今なら、もう少し分けて考えます。

まずは現在いる病院まで迎えに来てもらえるかを確認する。

次に、どこへ安置するのかを確認する。

そのうえで、葬儀の形式や人数、内容について相談していく。

この順番です。

亡くなった直後は、「家族葬にするのか」「一日葬なのか」「祭壇はどうするのか」といったことまで、その場ですべて決めようとしなくてもいいと思います。

精神的にもかなり厳しい時間です。

まずはご遺体を落ち着いて安置できる場所へ移す。そのために葬儀社や搬送先へ連絡する、と考えた方が整理しやすいです。

いま病院にいて、まだ葬儀社が決まっていない場合は、家族が亡くなったらまずやること|病院から搬送・葬儀社探しに、直後に確認する内容をまとめています。

夜中や朝方に亡くなっても、まずは電話で確認する

「夜中に亡くなったら、葬儀社は開いているの?」と不安になる方もいると思います。

私たちの場合も朝方だったので、感覚的にはほとんど同じでした。

普通のお店なら営業時間外ですし、「こんな時間に電話して大丈夫なのかな」と思ってしまいます。

ただ、葬儀社の中には24時間365日、亡くなった直後の相談や搬送の受付をしているところがあります。

ここで気をつけたいのは、「24時間受付」と「すぐ迎えに来られる」は同じではないということです。

受付はしていても、搬送車の状況や距離、その日の依頼状況によって、到着まで時間がかかることも考えられます。

そのため電話では、単に「お願いできますか?」と聞くだけではなく、

「○○病院にいます。何時ごろ迎えに来られますか?」

と聞いた方が分かりやすいです。

さらに、自宅に安置できない場合は、

「安置できる場所はありますか?」

まで聞いておくと、その後の流れが見えやすくなります。

夜中や朝方は、とにかく不安になります。

でも、まず確認するのは「今迎えに来てもらえるか」「どこへ安置するか」の2つで十分です。

葬儀の細かな内容は、そのあと落ち着いて確認していけばいいと思います。

葬儀社が決まっていなくても、慌てて全部を決めなくていい

病院から葬儀社について聞かれると、「今すぐ葬儀社を決めないといけない」と感じます。

私たち家族もそうでした。

亡くなった直後なので、当然ですが冷静ではありません。

それでも病院から搬送する必要があるため、何かしらの判断をしなければなりません。

ただ、ここで覚えておきたいのは、搬送先を決めることと、葬儀の内容を全部決めることは別だということです。

どんな葬儀にするか、参列者を何人くらい呼ぶか、祭壇をどうするか、料理や返礼品をどうするか。

こうしたことまで、亡くなった直後の病院ですべて決める必要はありません。

まずは搬送と安置。

そのあとに見積もりを見ながら、一つずつ確認していく方がいいと思います。

特に私が今なら確認したいのは、「最初に見えている金額以外に何が追加されるのか」です。

葬儀社がまだ決まっていない方は、葬儀社を決めてない時はどうする?病院搬送から選び方まで解説も参考にしてください。

焦っていると「もうここでいい」と決めてしまいがちですが、少なくとも電話で総額の考え方を確認するだけでも違います。

病院から紹介された葬儀社だけが選択肢ではない

病院によっては、葬儀社について案内されることがあります。

亡くなった直後は何も分からないので、紹介されたところにそのままお願いしたくなる気持ちも分かります。

実際、家族にとっては「誰かに決めてもらった方が楽」という状態になることもあります。

ただ、葬儀は金額も大きく、内容も葬儀社によって違います。

可能であれば、紹介された葬儀社だけで決めるのではなく、自分たちでも一度確認してみることをおすすめします。

といっても、何社も電話する必要はありません。

2社くらいでも十分だと思います。

「○○病院からの搬送は可能ですか?」

「安置場所はありますか?」

「火葬まで含めると、最低でも総額はいくらくらいになりますか?」

この3つを聞くだけでも、かなり比較しやすくなります。

亡くなった直後は、価格表を細かく読み込む余裕がありません。

だからこそ、「サイトに書かれている最安価格」だけではなく、電話で実際に必要になりそうな金額を聞くことが大切です。

これは私自身、祖父の葬儀を経験したあとに強く感じたことです。

搬送だけお願いして、その後の葬儀を考える方法もある

私たちが当時知っていればよかったと思うことの一つが、「まず搬送だけを相談する」という考え方です。

亡くなった直後の家族にとって、一番差し迫っているのは病院からの移動です。

ところが、そのタイミングで葬儀全体の契約まで一気に進めてしまうと、あとから「もう少し比較すればよかった」と感じる可能性があります。

そのため、問い合わせる際には、

「まず病院からの搬送について相談したいです」

と伝えてみる方法があります。

そのうえで、搬送後に葬儀内容や見積もりについて確認していきます。

もちろん、葬儀社ごとに対応方法や条件は違います。

搬送を依頼した時点でどこまで契約になるのかも、事前に確認した方が安心です。

私たち家族の場合は、そういった知識がありませんでした。

病院から葬儀社を探すよう言われたので、「葬儀社を選ばなければ」とだけ考えていました。

でも実際には、亡くなった直後に必要なことと、数時間後でも決められることを分けて考えた方が負担は少なくなります。

葬儀社を急いで決めて、あとから感じたこと

サイトの「15万円〜」だけでは、最終的な金額が分からなかった

葬儀社を探しているとき、私たちが一番分かりやすいと思ったのは料金でした。

当時、サイトを見ると「15万円〜」といった金額が表示されていました。

突然のことで葬儀費用の知識もなかったので、当然その数字を基準に考えます。

「このくらいからできるんだな」

家族もそんな感覚だったと思います。

ところが、実際に打ち合わせを始めると、サイトに大きく表示されている金額だけでは葬儀全体の費用は分かりませんでした。

何が基本料金に含まれているのか。

何が追加料金になるのか。

搬送はいくらなのか。

安置は何日分入っているのか。

そういったことを、当時の私たちはほとんど理解していませんでした。

もちろん「15万円〜」の「〜」には意味があります。

葬儀の内容や人数によって金額が変わるのは当然です。

ただ、亡くなった直後の家族がホームページを見ると、どうしても一番大きく書かれた数字が頭に残ります。

私自身の経験から言えば、最安価格を見るよりも、最初の電話で「最終的には何が追加になりますか?」と聞いた方が役に立ちます。

話を進めるうちに、金額が次々と追加されていった

私たちの場合、葬儀の話を進めていく中で、必要な費用が次々と出てきました。

最初にサイトで見た金額だけで終わるわけではありませんでした。

葬儀では、ご遺体の搬送や安置、ドライアイス、棺、式場、祭壇など、さまざまな項目があります。

さらに参列者がいれば、料理や返礼品なども必要になります。

一つひとつ説明を受けると、「これは必要だよね」となります。

祖父のための葬儀ですから、家族としても何でも削ればいいという気持ちにはなりません。

だから、打ち合わせのたびに金額が積み上がっていきました。

今振り返って感じるのは、「高いものを勧められた」という単純な話ではありません。

私たち自身が、最初の表示価格と実際の葬儀総額がどう違うのかを理解していなかったことが大きかったと思います。

もし当時に戻れるなら、最初の段階で見積書を見ながら、

「ここから追加になる可能性があるものを全部教えてください」

と聞きます。

それだけでも、最終金額のイメージはかなり変わったはずです。

私の家族の場合、最終的な葬儀費用は約200万円になった

最終的に、私たち家族が支払った葬儀費用は約200万円でした。

これはあくまで私の家族の場合です。

葬儀の人数や内容、地域、選ぶプランによって費用は大きく変わりますので、「葬儀には200万円かかる」という意味ではありません。

ただ、最初にサイトで見ていた金額から考えると、私たちにとってはかなり大きな差でした。

祖父が亡くなった朝は、金額をじっくり比較する余裕もありませんでした。

「とにかく迎えに来てもらわないと」

その気持ちで葬儀社を探していました。

だから今、同じように病院で家族を亡くして葬儀社を探している方がいたら、安さだけで決めてほしくありません。

10万円安い、20万円安いという比較よりも、

「最終的に何が含まれて、いくらくらいになるのか」

を聞くことの方が大切だと思います。

そして、一度聞いた金額はできればメモしてください。

亡くなった直後は本当に頭に入ってきません。

家族の誰か一人だけに任せず、できれば複数人で確認しておくと後から話を整理しやすくなります。

今なら最初の電話でこの6つを確認する

祖父の葬儀を経験した今なら、葬儀社へ最初に電話するときに確認することはかなりシンプルです。

1つ目は、今いる病院まで何時ごろ迎えに来られるか。

2つ目は、安置場所があるか。

3つ目は、病院から安置先までの搬送費。

4つ目は、安置料金とドライアイスが何日分含まれているか。

5つ目は、火葬料など別で必要になる費用。

6つ目は、現時点で想定される総額。

これだけです。

祭壇や料理などの細かな内容は、そのあとでも確認できます。

亡くなった直後に全部を決めようとすると、本当に疲れます。

まずは「迎えに来てもらえる」「安置場所がある」「だいたいいくらになる」の3つが分かれば、少し落ち着けます。

そして見積もりを出してもらったら、「この金額以外に追加される可能性があるものは何ですか?」と聞いてください。

私自身、これを当時知っていれば、かなり違ったと思っています。

静岡県で今すぐ葬儀社を探している方へ

静岡県内の病院で家族が亡くなり、いま葬儀社を探している方のために、地域ごとの葬儀社を比較できるページも作っています。

静岡市、焼津・藤枝、牧之原・吉田・御前崎など、地域によって相談できる葬儀社は違います。

比較するときは、単純な「○万円〜」だけではなく、24時間受付、搬送、安置、公開されている料金、追加費用の確認ポイントを見るようにしています。

私自身が、表示されていた料金だけでは最終的な費用が分からなかった経験をしたからです。

特に病院から急いで搬送先を決める場合、「一番安く見えるところ」よりも、「今迎えに来られるのか」「安置できるのか」「最終総額を説明してもらえるのか」の方が重要です。

静岡県内で探している方は、静岡県で家族が亡くなったら|24時間対応の葬儀社・搬送先を比較をご覧ください。

現在いる地域から確認できるようにしています。

病院で亡くなったら、まず搬送・安置・総額を確認しよう

家族が亡くなった直後に、冷静に行動するのは難しいです。

私たち家族もそうでした。

朝方に祖父が亡くなり、悲しむ間もなく葬儀社を探すことになりました。

スマートフォンで検索しても、目に入るのは「○万円〜」という数字です。

でも、本当に知りたかったのは「結局いくら必要なのか」でした。

今なら、最初から葬儀のすべてを決めようとはしません。

まず病院から搬送してもらう。

次に安置場所を決める。

そして、何が料金に含まれていて、何が追加になるのかを確認する。

この順番で十分です。

もし今この記事を病院で読んでいるのであれば、まず深呼吸して何社も比較しようとしなくても大丈夫です。

2社ほどに電話して、「今迎えに来られるか」「安置できるか」「総額はいくらくらいか」を確認してみてください。

それだけでも判断材料になります。

祖父の葬儀を経験した私が一番伝えたいのは、ホームページに書かれた一番安い金額だけで決めないでほしいということです。

亡くなった直後だからこそ、最初に総額を確認する。

それが、あとから「こんなにかかると思わなかった」とならないためにできることだと思います。

Q. 病院で亡くなったら、すぐ葬儀社を決めないといけませんか?

A. 病院から搬送するための相談先は必要になりますが、その場で葬儀の細かな内容まで全部決める必要はありません。まず搬送と安置について確認し、その後に葬儀内容や見積もりを確認すると整理しやすいです。

Q. 夜中や朝方でも葬儀社へ電話していいですか?

A. 24時間受付をしている葬儀社もあります。受付時間だけでなく、「今いる病院へ何時ごろ迎えに来られるか」まで確認してください。

Q. 葬儀社の「○万円〜」は、その金額で全部できますか?

A. プランによって含まれる内容が違います。搬送、安置、ドライアイス、火葬料、料理、返礼品などが別になることもあるため、「最終的に追加される可能性がある費用」を確認することをおすすめします。

Q. 自宅に安置できない場合はどうすればいいですか?

A. 安置施設を持つ葬儀社があります。電話するときに「自宅には戻れません。安置できる場所はありますか?」と確認するとスムーズです。

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